『nicoworks』(にこわーくす)は福山市でCafe・雑貨・尾道・北欧が好きなインテリアコーディネーターがナチュラルでシンプルな家具&小物をハンドメイドしている木工房です*

隠れ家的コビトなおうちで、ほっこり&すっきり暮らし*Cafeを巡り、家具をつくり、古民家をDIYで改装中。つくる楽しさをお伝えします*

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カテゴリ: おうちDIYリノベ!

2月の終わり、ついにリフォーム開始デス。

水道配管工事のために床が解体されました。
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納屋1階の地面がお目見え。
土壁の下の方に穴が空いてますが補修して、
既存の土壁はすべてDIY漆喰塗りの予定。
いったいどれだけ時間がかかるんだろうかー(笑)

それで、ドアや建具のお話しデス。
僕はインテリアコーディネーターの資格を持っておりますが、
おうちづくりで重要なのは、『統一感』だと思うんです。

素敵なアンティークの家具が置いてあるのに、
床が合板のフローリングだったり、壁がビニールクロスだったり。。。
何か調和しないものがあると違和感を感じてしまう。
そのような空間では「ホッコリ」できませんよね(^^ゞ

うちは築100年の納屋で土壁や立派な梁・柱を活かすリノベなので、
それに見合った古いものでないとバランスがとれません。
ピカピカのドアでは浮いてしまう。

なのでアンティークの建具を探すことになるのですが、
一般的に高額のものが多くてなかなかキビシイところ。
しかし根気よくネットで探していると掘り出し物を発見できたりします。
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こちらは古い洋館で使われていたレトロなガラスの室内ドア。
岡山の古道具屋さんで3枚セットで購入。
かわいいガラス製ノブは動きますし、丁番も現役。
ただ運送事故でガラスが割れていて、一枚は交換してもらいました。
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くすんだ真鍮の取っ手。鈍い光とマイナスネジがシブい。
ふるい建具は経年による寸法狂いがあるので補修は必要になります。

そしておうちの顔、玄関ドア。
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大好きな広島のwoodproさんのサイトで見つけ、送っていただきました。
ベニヤでガラス部分をガードする、とても丁寧な梱包に感謝。
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開梱!アメリカンヴィンテージのパネルドア。
とにかくしっかりした重厚な作りで、謎?の金物がいっぱいついてる。
裏面は白いペンキが塗ってありますが、まぁボロボロ(笑)
適度に綺麗に補修して、建具屋さんにお直ししてもらって使います。

あともう一つ、こちら。
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1930年代イギリスアンティークのステンド。
玄関の明り取り用になります。
ふるい納屋なのでカラフル&カワイイのは合わないと思い、
お色が入っていないものを探しました。
これまたボロボロなので補修してはめ込みます。

本当は窓サッシも木製にしたいのですが、
これはコスト的に不可能なのでアルミサッシに。
予算配分もバランスの問題なので、割り切りやメリハリが大事と思います。

水道配管後、大工さんが入って木工事が始まります。
それまでに塗ってもいい壁は漆喰塗ってしまいたいところ。
先日、漆喰塗の実験したときのことを踏まえて、
本番ではある「秘策」を準備しているのですよ、フフフ。。。

ガンバリマス(^^♪

私事ですがこのたび結婚させていただくことになり、
実家の母屋の横の納屋を住居兼工房に改装することにしました。
リノベーション対象はこちら。
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築120年の納屋。昔、うちのじいさまは、2階で兄弟と寝ていたそうな。
ご先祖様、そして先人の職人サンの力で、今も健在なことに感謝。

幅10m、奥行4mの立派な建造物ですが、
そもそも住居用に作られていないので住むにはイロイロ問題あり、デス。
特に2階の天井が低いのが難点で梁に頭がつっかえたり(笑)、
夏場は天井のすぐ上が瓦屋根なので、超絶に暑いー。
不便だし、狭いし、冬や夏が快適じゃないかもしれないけど、
ここを自分たちで住めるようにしたら楽しそうだし、
ステキな空間になりそうな予感がしてしまったのです。
何より、この場所がスキなんですね。
(この超面倒?な提案に協力してくれる相方サマにとにかく感謝。)

リフォームテーマは、『ほっこりヴィンテージ』。
自然素材をイッパイ使って居心地がよくて、
時間とともに「経年美化」して愛着がわくようなおうちをめざすゾ!

とはいっても大掛かりな工事は自分たちでは難しいので、
基礎的な部分を工務店にお願いして、仕上げを僕らで行います。

工事までもう少し時間があるので、今日は2階の土壁を解体します。
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2Fを2部屋に間仕切っている壁ですが、
右側部分は通路になるので解体してしまいます。
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本日の戦闘style。
土壁を丸ノコでぶった切るという荒技。
(刃はもったいないのでボロいのを付けてます。)
見てもらえばわかりますが、天井低いです。
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戦闘中。舞い上がるダニの死骸&ほこり強烈。
マスクとゴーグルがないと次の日がヤバイでしょう。
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4時間後、開通。
倒れてるのは竹木舞という土壁の下地で、
これを切らないと崩れないので丸ノコで切ったのでした。

土のう袋15個くらい壁土をゲット。
これは貴重な資源なので、壁の補修に活用します(^^)

これから本格的に改装スタートデス。
正直一体いつ終わるかわかりませんが(笑)、
張り切ってとにかく楽しくガンバリマス。
おうちDIYや古民家好きな方の参考になれば幸いです。

「長持」ってご存知ですか?
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ながもち。
衣類や調度品を収納する木製の和家具収納。
大きいですが薄い杉板で構成されてるので結構軽い。
納屋改装でモノを整理してますが、2階にコレが6個も。
お宝を期待しましたが、中身は布団&座布団only。。。
しかし、その座布団の下に歴史を感じるモノを発見。
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「福岡日日新聞」。
日付は大正12年9月4日、関東大震災の直後。
1923年9月1日、M7.9の地震が関東を襲ったんですよね。
それで9/1は「防災の日」になったわけです。
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石鹸の広告がレトロ。これはお宝。

こんなのが入ってるくらいなので、
作られて軽く70~80年は超えてると思いますが、
作りがしっかりしてるのでまだまだ使えます。
使えますが、使い道がないし置くところもない。
かといって捨ててしまうのもモッタイナイ。

ソファとかにリメイクする例もありますけど、
長年の活躍に感謝しつつ、解体してみることにします。

その前に定番というか、お約束。
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長持ちからグワァッっと出現するアタクシ。
これはやっておきたいところ。
傍らで、
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ツナギを着てマジメに解体している相方さん。エライ。

解体作業ですが、薄い金物を細い釘でとめてある。
無粋ですが外すのが面倒なので丸ノコでブツ切り。
幅が広くて薄い板やシブい金物が取れたので、おうちのどこかに使いマス。

で、まだ3つ残ってるのです。
どなたか必要な方いらっしゃったら差し上げます。
沼隈まで取りに来てくれる方限定になりますが。
って、いりませんかねぇ(^^ゞ

作られて何十年たっても今にあり続けるモノづくり。
スバラシイ(^^)

謹賀新年♪
本年も『日々笑進』で顔晴っていく所存でゴザイマス。
よろしくお願い申し上げます(^^)

快晴の元旦、7:15。
近所のトトロ山のてっぺんから見るご来光。
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輪郭がはっきりと見えるピンク色の日の出を拝めるってツイテルゾ。
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うん、パワーもらった。ありがとう太陽さん。
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その後、鞆の浦・沼名前神社に初詣、昨年のご加護に感謝申し上げてきました。

それで、漆喰塗りのお話デス。
今、工房にしてる築100年の納屋を住居にする計画が進行中ですが、
その歴史を刻んだ土壁に漆喰を自分たちで塗る予定。

素人施工で一番大変と思われるのは、「練る作業」。
なので練り済みで素人さんでも施工できる商品があります。
プロじゃないのでコテムラは避けられませんが、それは「味」っていう解釈(笑)。
カルクウォール、うまくヌレール、ベジタウォールなどがメジャーでしょうか。
塗りやすい硬さに練ってアリ、袋から出せばすぐ塗れる手軽さ。
しかし、値段が高い。。。手がかかってますから当然(^^ゞ

うちの改装は施工面積が広いので練り済みはコスト的に無理。
なので練ってない粉の漆喰にチャレンジしてみることにします。

この粉の漆喰もいろいろ売ってますが、
とりあえず近場のナフコに売ってたのを1袋だけ買ってきました。
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サタケの富士壁、20k入りで2000円。おそらく最安。
あとは厚さ0.3mmの仕上げコテ、練るためのバケツ、ゴム手袋など小物。
緑のリョービの機械は「攪拌機」。練りもの作業の強い味方デス。
このためだけにヤフオクで8000円で購入。

さて、戦闘開始。
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バケツに水を入れ、テキトーに粉漆喰を投入、攪拌。
白い粉末がブワーっと飛ぶので、マスクは必須。
なんとなく塗りやすそうな具合(生クリームくらい?)になりましたら、
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洗面器に移して、塗ります。
体中漆喰まみれになるので、途中の写真はありませぬ・・・

ビフォーの壁。
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100年土壁はモロクなってるので、
表面強化のためにカチオンシーラーをローラーで塗ってます。
淵はマスキングテープで養生。

アフター。
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真っ白。この面を塗るのに50分くらいかかったでしょうか。

今回粉漆喰実験をやってわかったことは、
やはり練るのが大変デシタ。。。
数が多い場合、攪拌機が無かったら死んでしまうでしょう(笑)
塗りやすい硬さに練ることができれば、
塗る作業はコテ使いに慣れれば結構楽しい。

1日中塗ったとして20㎡も塗れないかな。
計算上、塗面積が100㎡なので結構ハードワークですが
ほっこりさわやかなおうちのために、本番、ガンバリマス♪

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