『nicoworks』(にこわーくす)は福山市でCafe・雑貨・尾道・北欧が好きなインテリアコーディネーターがナチュラルでシンプルな家具&小物をハンドメイドしている木工房です*

隠れ家的コビトなおうちで、ほっこり&すっきり暮らし*Cafeを巡り、家具をつくり、古民家をDIYで改装中。つくる楽しさをお伝えします*

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カテゴリ: おうちDIYリノベ!

古民家リノベその11。DIYで木のキッチン製作、枠組みを作る・後編。
前回、仮組までしたので今回は本組シマス。
まず枠をボンドで接着ですが、使用するのはこちら。
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ご存じ、タイトボンドⅢアルティメット。耐水性があるので水回りに良。
日本では黄色い容器に入った白いやつが一般的ですが、
それに比べると粘度が低くて少し黄土色っぽいカンジ。
オープンタイム(接着作業のタイムリミット)は一応10分。ちと短い。
ちなみに473ml入って1本1500円もします。お高い!
通常はコニシの白いヤツでいいと思います。

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今はなき100均ダイソーの100mmFクランプが活躍。
現在は200円で200mmのモノを売ってますが結構使えます。
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前回、ポコッと落とした木っ端が当て木として活躍♪

で、ダボ接合するための加工を。
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合体するための材の木口にsk11のドリルガイドで深さ20mmの穴あけ。
このドリルガイドですが穴の遊びが大きすぎて垂直の穴あけがキビシイ。
後からamazonなどでレビューを見ましたが、
少し工夫するとまぁまぁ使えるらしいですー(笑)。

で、今度は枠にダボ穴をあける。
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お手製ガイドと、チッチャイのがダボマーカーという大発明。
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先っぽがとんがってるこれを穴にはめ、
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ガイドに当てがいながら慎重に枠に押し付けると、
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このように印が付きマス。
この印に対して20mmの穴をあけてダボを入れ、接合するわけです。
簡易ドリルガイドがイマイチ使えなかったので、
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ウォルナットの端材にボール盤で垂直に穴を開けたものを用意。
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遊びが少ないので結構真っすぐ穴が開きました。

穴開けできたので、いよいよ合体します。
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直径8mm、長さ40mmのダボ。
先端が面取りしてアリ、ボンドが逃げるための溝が掘ってある。

ここからは時間との勝負なので、結構アワアワ(笑)。
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こんなカンジに組んで、この上にもう片方の枠を乗っける。
材が微妙にゆがんでいるので合体後の枠も当然ゆがみまくり、
なんとか直角にしようと悪戦苦闘を20分。かなりタイムオーバー(笑)
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クランプ祭り(笑)。
まぁまぁ許容範囲の精度で合体完了。
うちにある、ありったけのクランプ達を総動員。
一番手前、KDSパイプクランプは強烈な締め付け力なのですが、
結構高額で4つしかもっていないので、
短いのを無理やり2個イチで使ったりしてガンバリマシタ(^^ゞ

本体ができたので、次は引き出し編へ☆
引き出しっていろいろ面倒なので長期戦必死ですが、
ボチボチやっていきまーす♪

古民家リノベその10。DIYで木のキッチン製作、枠組みを作る・前編。

半年がかりの漆喰塗りがようやく終わり、本丸のキッチン製作へGo。
そもそも台所を自作なんて思いつきもしなかったのですが、
DIYすれば安く、かつ良材を使って自由に製作することができマス。
もちろん、ある程度の道具と勇気は必要ですが決して不可能ではないっ☆
何かの参考になるかもしれないのでお付き合いくださいませ(笑)。

まず、小屋2FのLDKをご紹介。
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ちらかりたい放題でスミマセン(笑)。
広さは約11帖。
曲がりくねったゴツイ梁、カッコいいでしょ。昔の大工さん、ほんとスゴイ。
壁は厚さ10センチ以上の既存土壁にド根性の漆喰塗りですが、
あまりにハードで去年の夏場2回倒れましたー。
が、苦労のかいあってホコリまみれの納屋だったとは思えない爽やかさ♪

こちら、S工務店さんと打ち合わせしたときに描いた完成イメージ図。
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本体サイズは幅2420x奥行650x高さ800。
背の低い奥サマに合わせてワークトップの高さも低め。
キッチン高さの公式は、『身長÷2+5』なのですが、
敷マットやスリッパ履くのも勘案したほうがベターでしょう。

真ん中のカウンターまでは大工さんの造作で、
カウンター材はwood pro さんで買ったoldアシバ板を取り付けてもらいました。
段ボールで養生してあって見えませんけれど(^^ゞ。

キッチン以外に、TV台も家電カウンターも自作シマス。
ついでにベッドやクローゼットも作るわけなのですが
勢いとはいえやると言っちゃったので、やるしかないっす。。。(笑)

大変ですがとっても楽しいチャレンジの機会をくれた、
DIY家づくりのお師匠さん・丸林佐和子さんに感謝♪
この方のご本に出逢わなければ、
自分で家を作るなんて想像もできませんデシタので。

そして気長に待ってくれる奥サマにも、感謝♪

で。まずはキッチンの枠組みを作ることにして、
細かい寸法を出して部材を製材・加工をしていきマス。
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若干汚いですが(笑)、作る本人はこれで理解可能。
枠組みの材は30x40x3000の杉角材。
ユーホーで9本束2700円のを2セット購入。
安物なんで当然のように曲がりまくり反りまくりなので、
その中からできるだけ真っすぐなのを選別。
図を見ながら寸法通りカットして、既定の位置に欠きこみを入れる。
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スライドノコで何本かまとめて切り込み入れて、ノミでポコッと落とす。
これを噛み合わせて枠組みとするわけです。
このポコッと落とした破片が、後で活躍します♪

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端っこの機械加工は難しいので8寸のノコで手挽き。
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丸一日の努力の成果。

仮組してみました。
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直角が若干怪しいけれど、なんとか大丈夫そう。
材が安物なのでビシッといかないのは仕方ないトコロ。
って、ひとえにアタシの技量不足ですがー。

次回、ボンドで接着&前後枠を合体へ続くー☆

ちなみにですが、
この小屋は納屋として100年も前に建築されたものなので天井低いのです。
なので、
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173センチのワタクシの頭、激突デス(笑)
画像左、南側の窓の位置&サイズもオカシくて、
もっと高く大きくしたかったけれど構造上致し方ありませんでした。
若干不便だけど、住めば都ということでー(^^)/


小屋の1Fの天井に自然塗料のペンキを塗るゾ!の、
下地編に引き続いて仕上げ編。
前回パテ塗りしたところにペンキを塗っていきます。
塗るネタはこちら。
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リボス社・天然水性漆喰調塗料、デュブロン。
100%天然の無機素材でできており、
合成樹脂塗料のように塗膜が壁材の吸湿性能を阻害しません。
うちは壁はほぼすべて漆喰で天井もホントは漆喰を塗りたいけれど、
上を向いて天井に施工する勇気と根性がないので(笑)、
漆喰「調」のこのデュブロンを塗ろうということデス。

塗り方ですが基本に従って、
まず隅っこや難しいトコロをハケで塗ってから、
100均のローラー小で全体を塗っていきます。
とりあえず1回塗ってみたのですが、いろいろ想定外だった。
漆喰調というくらいだから少しねっとりしていて厚みが出て、
素人施工のボコボコパテ塗りがごまかせるかな?と期待したのですが、
いたって普通のサラサラしたペンキで、ボコボコ全然隠れませんでした(泣)。
しかも思ったよりもペンキの消耗が激しくて。。。

だけど良かったのは、香り!ミカンの匂いがするんですよー♪

で、いろいろ思案した結果、邪道に走ることに。
「スクラップビルドのインテリア」という塗装の本に紹介されている、
ペンキに消石灰(校庭にライン引きするあの白い粉)を混ぜて、
塗膜に厚みを持たせるという技をやってみることにします。
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うちのばぁやの肥料用を少しいただく。
ペンキはうちにあったフツーの水性エマルションペイント、オフホワイト艶アリ。
脱自然路線で極めて不本意ですが、デュブロン高いので致し方あるまい(^^ゞ
これにローラーで塗れそうな限界まで消石灰を投入。
で、2回目を塗ってみました。
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パテ塗跡が見事にわかります。が、最初よりマシ。
石灰のおかげで多少塗膜に厚みが出て、質感も最初よりマシ。
だけど、これじゃまったく納得できないのでもう一回塗ることに。

そこで、きらーんと閃いた。
あ、ペンキに漆喰混ぜればいいじゃん♪
あぁ、邪道(笑)
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今度は艶ナシのオフホワイトを買ってきて(デュブロンより4割安)、
使用感がイマイチでお蔵入りしていたサタケの富士壁を混ぜます。
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漆喰に混ざってるスサが混ざると塗れないので、
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麺の水を切るやつで、こします。
あとは消石灰と同じ要領で塗る。
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3回目結果。なんか、パッと見は漆喰塗ってあるかのようなカンジに。
なんとかパテ跡も目立たなくなり、胸をなでおろす(笑)。
毎日納得できない天井を見て過ごすのはつらいですからねー。

この後、残ったデュブロンを塗って使い切り作業終了♪
で、実は実験でデュブロンに漆喰を混ぜてみたのですが、
すごいスピードで固まってしまい塗りようがありませんデシタ。
誰もやらないと思うけど、ご注意を(笑)。

本来は天然素材だけにしたかったですが、
ここはコスト&手間労力との兼ね合いで仕方ないトコロ。

結論。
デュブロンはみかんの匂いがして爽やかで良いですが、
それだけで漆喰調のテクスチャが得られるわけではなく、
オガファーザーというリボスの壁紙とセットで使うべきものだということ。

で、上向きでローラーで塗るのはやはりシンドかった。
結構力を入れて天井に押し付けないと均一に塗れないので、
腕にすぐ乳酸がたまりますし、背中や首もかなりキマス。

今回も職人サンのすごさを感じた年末の日々デシタ。
結局年内に壁&天井を終わらせるという目標は達成できず、
1Fの壁塗りは越年してしまいましたが、無理は禁物。

2017年も張り切りつつボチボチ頑張っていきたいと思います。

小屋の1Fの天井に自然塗料のペンキを塗るゾ、の下地編デス。

基本、壁は全て漆喰なのでIFの天井も漆喰塗ろうと思ったのですが、
上を向いて漆喰塗るのは大変そうなのでやめました(笑)。

というわけで、リボスの「デュブロン」というペンキを塗ります。
100%自然素材でできた、漆喰調の白い塗料なのです。
塗装の前に、まず下地。
天井は大工さんが頑張って石膏ボードを貼ってくれてます。
やはり垂直水平がカオスなので、端っこのほうはスキマいっぱい。。。
そのすき間やボードの貼り合わせ部分・ビスの頭を、
内装用のパテで埋めて平面な下地を作るわけです。
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関西パテ加工、SLパッチ深溝用・120分硬化タイプ。
この粉末を水で練って、パテベラで塗ります。
ネットで色々と検索したところによると、
この商品は下地仕上げ兼用でコイツを二回塗りで仕上がるそうな。

パテ塗は初めてでカンジがわからないので、
袋に記載の分量通りやるためにフラミンゴ体重計を用意♪
粉末1Kに水600ccが適量らしい。
練ってみました。
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結構固め。これなら天井に塗っても大丈夫そうだ。

それでは初パテgo。
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玄関から洗面所にかけての天井がターゲット。
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ビス頭、端っこのスキマ、継ぎ目のファイバーテープ部分に塗っていきます。
1回目は幅の狭いヘラを使って塗るのがセオリーらしい。
塗り中は手がパテまみれで写真アリマセン(^^ゞ
とりあえず塗ってみた結果がこちら。
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細部アップ。
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お粗末サマです(笑)。
youtubeの動画を見てイメージトレーニングしまくったんですけどー。
塗ったときは黄土色ですが、乾燥すると白くなる模様。
これが乾いて軽くサンダーをかけてから、
今度は幅の広いほうのヘラでもう一度塗って仕上げ。
ほんとは粉が舞い散るからサンダーかけないほうがいいそうですが、
サンダー必要ないほど上手に塗るのは初心者には不可能ですた(笑)。

感想としては、コテで漆喰塗るほうがやりやすいっす(^^ゞ
ヘラに慣れてないから仕方ないですが。
ヘラを当てる角度によってパテのかかり方が変わってきたり、
なかなかパテの世界も奥深いー。

次回、デュブロン塗ってみたの巻!に続く(^^)

古民家リノベその7。
すきま風を発泡ウレタンスプレーで防ぐゾ、の巻。

6月に新婚旅行から帰ってきてずーっと壁を塗り続けていますが、
やっとこさ2階が終わりそうなとこまで来ました(^^ゞ。
基本ひとりで週末だけ作業なので、なかなかですねー。
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2F、残すはLDK東側の土壁だけになりました。
最近の作業BGMは、king of pop・Michael Jackson♪
時々フォーっって叫びつつノリノリで塗っていると、
あっという間に10時間くらい経ちマス(笑)。
最近は涼しくなったので鼻歌交じりで作業できますが、
夏場の塗り作業は本当にキツクて、かなり体に堪えました。
DIYで塗り壁をされる皆様、なんとしてでも夏場は回避してください。

で、土壁の一番下と床の取り合いは、
「ぞうきんずり」(巾木より薄くて幅が広い部材)で見切ってありますが、
なにせ直角・水平がカオスな築120年納屋でございまして。
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大工さんが頑張って合わせてくれましたが、
当たり前のように10~15mm隙間が空いてます。
昔々の建物なんで気密性なんてあるわけないですが、
スキマが大きすぎると風とか虫が入り込んできて、よろしくない。

隙間が小さければ漆喰を流し込んで塞げますがこれだけ広いとNG。
なので、これです。
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ロックタイト・発泡ウレタングリーンフォームmini。
amazonで1000円くらいで売ってマス。
缶の中の液状ウレタンが、ノズル先から発泡して出てくるというお品。
発泡ウレタンの吹き付け充填は断熱方法としても効果が高いです。
話違いますけど、高性能断熱といえば最近はセルロースファイバー。
新聞紙をリサイクルしたエコな素材で、断熱・吸音・調湿性が優れているそうな。
うちはコストの関係でちょっと厚めのロックウールを屋根下に貼ってますが、
資金に余裕があればセルロースファイバー充填がよかったなぁ。
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まずはしっかり養生。
霧吹きで吹き付けるところを湿らせる。
20回くらい上下に振ってノズル装着で準備完了。
手につくと取れないので手袋、マスク・ゴーグルまですれば完璧。
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缶を逆さまにしてトリガーを引くと出てきます。
緑のモノが吹き出して、もこもこと膨れる。
商品によっては白い泡がでるモノもあります。
説明書きに「2~3倍に膨れるから少な目に吹き出しなさい」
と書いてあったけど、具合がわからず無駄にいっぱい出してしまった(笑)
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もこもこ終了。
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触ってみたくなりますが、触ったら泡が崩れてしまいアウト。
説明書きには何分待ちなさいと書いてないですが、
20~30分くらいまって恐る恐る触ってみると結構固まったカンジ。
60分待てば十分でしょうか。
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はみ出したやつをカッターで切除。サクッと切れます。
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ビヨーン。発砲後の物体は結構、密度が高い。
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ちょっとキタナイですが、余分を取り除いた模様。
下から来ていた風を感じなくなりました。いい仕事しますなぁ!

後日、漆喰を塗って仕上げました。
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ま、許容範囲ということで。

これで2Fの居室の壁塗りは終了で、お次は階段ホール、そして1F。
壁塗り、2016年内に終わるのだろうか。。。
お義父さんにすべてを年度内にと言ってしまったのでガンバリマス(^^♪

ちなみにスプレーは使いきりなので、残しても次回使えません。
全て出し切って廃棄シマショウ。

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