古民家リノベその13。DIYで木のキッチン製作、引き出し編その2。
今回は製作した引き出しを本体に取り付けていきマス。
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こちら、以前ご紹介のスガツネ・ベアリング式のスライドレール。
上のがインナーレールで引き出し側に設置。
下のがアウターレールでキッチン本体側に設置。

重要なのは左右のレールが水平で同じ高さにあり、
かつ前後位置も同じであること。
多少の誤差なら大丈夫みたいですが、
誤差が大きいとスムーズな開閉が実現しませんので慎重に。

まず、インナーレールからいきましょうか。
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アウターレールを付けたまんま取り付け穴に千枚通しでマーキングし、
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ねじ止め。ちなみに穴は3ヶ所ありますが2カ所だけで仮止め。
とりつけが上手くいったら全部を本締めする流れデス。

で、今度は本体側にアウターレール。
インナーレールについている「pushレバー」を押すと2つに分離。
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アウターレール取り付け用の下地を付けてあります。
改装で出た端材を活用♪
大工さんに使えそうなのは全部取っておいてもらいました。
フツーは捨てちゃうんですけどね。。。ほんと、モッタイナイナー。
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引き出しには飾り前板をつけるので、
その板厚18mmだけ後ろに引っ込めて設置。
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取り付けの基本はインナーレールと同じ。
違うのは穴の数で、アウターレールは4つあいてます。
そのうち、2つを仮止め→全部本締めするわけですね。

2段目より上はレールを支えるものがないので端材を打ち付けて、
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スペーサーの板を乗っけた上にレールを置いて取り付けてみたり。

全レール取り付けしたので、試しに引き出し挿入してみました。
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おー、ボールベアリングによるスムーズな動作だー。nice☆
ただ、notスムーズな引き出しサンも出現(笑)。
引き出し寸法はイイカンジだけど、下地やら枠が歪んでるんでしょうか。
というわけで結局、微調整。
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これは引き出し幅が足りなくて動作がイマイチだったので、
1.5mmのスペーサーを切り出してレールの下に挟んでみました。
たった1.5mmですがされど1.5mm。スムーズな動きになった。

逆に幅が大きすぎてキツキツなのもいらっしゃり、
こちらはトリマーさんでレールの下を1mm彫り込んで調整。

で、全引き出し設置完了の図♪
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なんかやっとキッチンぽくなってきた(笑)。
一番左はシンクで、下は扉を付けて開閉する予定。

本日はここまで!
次回引き出しの前板を取り付ける作業へ。
解体した蔵の床板を再利用します。カッコよくなればいいのですが(^^)
ちなみに、
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シンクのところについてるこの板、蔵の床板でござんす。
ほこりを落とし、カンナで一削りすれば見事に復活。
綺麗にしすぎると味がないので、あえて少しキズを残しました。
この床板、ご先祖様がうちの山の松を自ら伐採し、
近所の製材所(今はもうないですが)で板にしたもの。
それを子孫が削り直して使えるわけです。木ってステキですなぁ。