小屋の1Fの天井に自然塗料のペンキを塗るゾ!の、
下地編に引き続いて仕上げ編。
前回パテ塗りしたところにペンキを塗っていきます。
塗るネタはこちら。
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リボス社・天然水性漆喰調塗料、デュブロン。
100%天然の無機素材でできており、
合成樹脂塗料のように塗膜が壁材の吸湿性能を阻害しません。
うちは壁はほぼすべて漆喰で天井もホントは漆喰を塗りたいけれど、
上を向いて天井に施工する勇気と根性がないので(笑)、
漆喰「調」のこのデュブロンを塗ろうということデス。

塗り方ですが基本に従って、
まず隅っこや難しいトコロをハケで塗ってから、
100均のローラー小で全体を塗っていきます。
とりあえず1回塗ってみたのですが、いろいろ想定外だった。
漆喰調というくらいだから少しねっとりしていて厚みが出て、
素人施工のボコボコパテ塗りがごまかせるかな?と期待したのですが、
いたって普通のサラサラしたペンキで、ボコボコ全然隠れませんでした(泣)。
しかも思ったよりもペンキの消耗が激しくて。。。

だけど良かったのは、香り!ミカンの匂いがするんですよー♪

で、いろいろ思案した結果、邪道に走ることに。
「スクラップビルドのインテリア」という塗装の本に紹介されている、
ペンキに消石灰(校庭にライン引きするあの白い粉)を混ぜて、
塗膜に厚みを持たせるという技をやってみることにします。
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うちのばぁやの肥料用を少しいただく。
ペンキはうちにあったフツーの水性エマルションペイント、オフホワイト艶アリ。
脱自然路線で極めて不本意ですが、デュブロン高いので致し方あるまい(^^ゞ
これにローラーで塗れそうな限界まで消石灰を投入。
で、2回目を塗ってみました。
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パテ塗跡が見事にわかります。が、最初よりマシ。
石灰のおかげで多少塗膜に厚みが出て、質感も最初よりマシ。
だけど、これじゃまったく納得できないのでもう一回塗ることに。

そこで、きらーんと閃いた。
あ、ペンキに漆喰混ぜればいいじゃん♪
あぁ、邪道(笑)
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今度は艶ナシのオフホワイトを買ってきて(デュブロンより4割安)、
使用感がイマイチでお蔵入りしていたサタケの富士壁を混ぜます。
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漆喰に混ざってるスサが混ざると塗れないので、
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麺の水を切るやつで、こします。
あとは消石灰と同じ要領で塗る。
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3回目結果。なんか、パッと見は漆喰塗ってあるかのようなカンジに。
なんとかパテ跡も目立たなくなり、胸をなでおろす(笑)。
毎日納得できない天井を見て過ごすのはつらいですからねー。

この後、残ったデュブロンを塗って使い切り作業終了♪
で、実は実験でデュブロンに漆喰を混ぜてみたのですが、
すごいスピードで固まってしまい塗りようがありませんデシタ。
誰もやらないと思うけど、ご注意を(笑)。

本来は天然素材だけにしたかったですが、
ここはコスト&手間労力との兼ね合いで仕方ないトコロ。

結論。
デュブロンはみかんの匂いがして爽やかで良いですが、
それだけで漆喰調のテクスチャが得られるわけではなく、
オガファーザーというリボスの壁紙とセットで使うべきものだということ。

で、上向きでローラーで塗るのはやはりシンドかった。
結構力を入れて天井に押し付けないと均一に塗れないので、
腕にすぐ乳酸がたまりますし、背中や首もかなりキマス。

今回も職人サンのすごさを感じた年末の日々デシタ。
結局年内に壁&天井を終わらせるという目標は達成できず、
1Fの壁塗りは越年してしまいましたが、無理は禁物。

2017年も張り切りつつボチボチ頑張っていきたいと思います。