2016/4/23。
みな様のおかげ様により、挙式披露宴を執り行うことができました。

当初、僕のエゴ?で結婚式はナシでいいかなと思っていたのですが、
相方サマの想いを聞いて、腹をくくりました(笑)。

終わってみて、やはりやって良かった♪
準備はなかなかに大変だったけど一緒に頑張ったのも良い思い出デス。
失敗もたくさんありましたがゲストの人達の笑顔がたくさん見れましたし、
式場スタッフさんの笑顔&機転の利いた運営は素晴らしかった。

僕らのために集まっていただいたゲストの皆様、
そして福山グランラセーレの森の方々に、心より感謝いたします。

式にあたり、小物類を経費削減の意味も含めてたくさん自作したのですが、
木工絡みで作ってみたかったものは2つ。

『三連時計』&『ウェルカムボード』。

まず、三連時計のお話を。

三連時計は「木の暮らし」サマという会社が製造・販売している商品で、
木目のつながった1枚板を三等分し、
それぞれにムーブメントを付けて時計にしたものに、
イラストや感謝の文字を焼き入れて両親に贈る、というものです。

木目がつながっているというのがミソで、
三つに分かれているけれども、いつも「絆」はつながっている。

結婚式のプランナーさんが教えてくれて初めて知ったのですが、
メッセージ性があって素敵だなと思い作ってみることにしました。

ちなみにですが三連時計は木の暮らしサマの特許申請商品なので、
営利目的で無断製作すると、よろしくありません。
自分用で1セット製作した人間を相手にしているお暇はないと思い、
きっと大丈夫だろうと勝手に信じて断腸の思いで製作します(笑)。

材料は「桜」の一枚板。理由は単純、好きだから♪
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通常なら小屋の中で作業しますが、改修中につき屋外木工です。

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墨付けして、切断。丸ノコと定規を使ってスパンっです。

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厚みがありすぎなので、自動カンナで44→34mmまで薄く削る。
削りかす大量(笑)。いい香りがします。

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ドリルとトリマーでムーブメントが入る穴を掘ります。

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スライドノコでおうち型に切断。
あらかじめ、ボール盤で文字盤の穴は開けてあります。

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裏面に半田ゴテで焼きを入れる。
桜は広葉樹なので表面が硬く、焼きがいれやすいですが、
文字数が多くてなかなか大変デシタ。。。

文字盤に丸棒を打ち込んで、蜜蝋ワックス塗布で完成♪
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3・6・9・12はチーク、他はローズウッドの丸棒。
茶色の濃さが違うのです。
ウォルナットで台も作成。

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裏面。感謝の言葉と、生誕後の日数を記入。
そして座右の銘、『日々笑進』。

フックが付いているので、壁にかけることもできる。

名付けて、絆をつなぐ幸せの三家時計『ouchi』。

あくまでも三連時計ではありません(笑)。

こだわりといえば、おうちのかたちになっていること。
色々検索しましたが、家形のものはありませんでした。

両家への花束贈呈の代わりに贈りましたが、
とても喜んでもらえたのでうれしかったデス☆

これから挙式を考えている方は、
プレゼント贈呈で三連時計はいいかもしれません。
価格は30000円くらいからのようです。
特許の関係でnicoworksでは製作できないので、
ご興味ありましたら木の暮らしサマにお問い合わせを♪

ちなみに今回の材料費は10000円くらい。
クオリティは既製品とはまったく比べ物にならないけど、
贈る人の顔を思い浮かべながら製作してますから想いがこもります。

世界に一つだけのモノを作り、大切な人たちに贈ることができる。
そしてもらった人が笑顔になり、喜んでくれる♪

改めて手作りって楽しくてステキなことだと思った一日でした。

次回、ウェルカムボード作成デス!